透明な恋
こんばんはてみ。
「ムーンライズ・キングダム」みてきました。
■あらすじ■
「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」「ダージリン急行」のウェス・アンダーソン監督が、1960年代の米東海岸ニューイングランド島を舞台に、12歳の少年と少女が駆け落ちしたことから始まる騒動を、独特のユーモアとカラフルな色彩で描いたドラマ。周囲の環境になじめない12歳の少年サムと少女スージーは、ある日、駆け落ちすることを決意。島をひとりで守っているシャープ警部や、ボーイスカウトのウォード隊長、スージーの両親ら、周囲の大人たちは2人を追いかけ、小さな島に起こった波紋は瞬く間に島中に広がっていく。ウェス・アンダーソン作品常連のビル・マーレイ、ジェイソン・シュワルツマンをはじめ、ブルース・ウィリス、エドワード・ノートン、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントンら豪華キャストが出演。
(以上、映画.comより)
待ってましたなり!
ウェス・アンダーソン監督大好き!
初めてこの映画の予告を見たときは子供の恋愛か〜とちょっと残念な気持ちになりましたが、ただの小さな恋のメロディーではありませんでした。(小さな恋のメロディー観てませんけどね。)
小さな島でおこる12歳の少年少女の駆け落ちファンタジー。
今作初主演のサムとスージーのお芝居がとても瑞々しくピュアで新鮮でした。
サムがボーイスカウトという設定も面白い。
何かがあった時に何もない世界で生きていけるように私もいまから入りたい。
結婚式を行った後、協会の時計台から2人で一緒に飛び降りようとするシーンがあるのですが、なんだかじわっときました。
彼らにとっての結婚という儀式が本当にロマンチックなものに感じました。
そして周りをかためるハリウッドスターの役柄も見所。
普段はマッチョな役柄のブルース・ウィルスも今作ではさえない独身の中年男。
ボーイスカウトで隊長役を演じるエドワード・ノートンのゆるさっぷりもかなり面白かった。
その他フランシス・マクドーマンドやティルダ・スウィントンもとてもユニークな役柄でした。
そして毎回気になるのが細部に至るまで徹底したこだわりをみせる小道具や美術の演出。
スージーの部屋やサムの帽子、フランシス・マクドーマンドの眼鏡やボーイスカウトの服についてるアライグマのアップリケ、本当にセンスがいい。
そうゆうところも含めてウェス・アンダーソンの映画が大好き。
もう1回観にいこうと思います。
そして既に次回作が楽しみ。