いっぱいハロー 少しだけバイバイ

こんばんはてみ。
慌てて観に行ってきました。


桐島、部活やめるってよ

■あらすじ■
早稲田大学在学中に小説家デビューし、第22回小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウの同名小説を、「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の吉田大八監督が映画化した青春群像劇。田舎町の県立高校で映画部に所属する前田涼也は、クラスの中では静かで目立たない、最下層に位置する存在。監督作品がコンクールで表彰されても、クラスメイトには相手にしてもらえなかった。そんなある日、バレー部のキャプテンを務める桐島が突然部活を辞めたことをきっかけに、各部やクラスの人間関係に徐々に歪みが広がりはじめ、それまで存在していた校内のヒエラルキーが崩壊していく。主人公・前田役に神木隆之介が扮するほか、前田があこがれるバトミントン部のカスミを「告白」の橋本愛、前田同様に目立たない存在の吹奏楽部員・亜矢を大後寿々花が演じる。
(以上、映画.comより)

学校の人気者と底辺に位置する者の階層化された高校生の現実がひとつの出来事を通して異なる視点から繰り返される群青劇。
いたるところで絶賛されてましたが本当にむっちゃくちゃ面白かったです!

綿密にしこまれた脚本力なんですかね。あと様々なタイプのキャラクターもわかりやすくって見やすかった。
大昔の事で忘れてましたが確かにちょっとゆるめのいけてる感じの子は帰宅部で、熱心に部活動してる子でも運動部はアグレッシブでかっこよくって、文化部は控えめで真面目な印象とか。
ださいとかかっこいいとかそんな事を価値に感じていた気がする。

あと単純に女子高だった私は共学楽しそーだなと。
タイトルにもなり、話の軸にもなる「桐島」が出てこないってのはすごいなと。
本人が出てこないから余計に追ってる印象や翻弄されてる感じがしました。
以前「となりの関くん」のアニメ化についてこのブログで書いた時、主人公の声優のいないアニメって〜なんて事を書きましたが、この映画を見た限りありですな。

そして主演の神木隆之介君。
走り方とかちゃんとスポーツ苦手っぽかったし、映画館で橋本愛ちゃんにあった時、午後の紅茶を一気飲みしたシーンとかむちゃくちゃかわいかった。
あと映画部の友人達が映画の制作を楽しんでるってわかった時の行動とか。

この世ならざる美貌と雰囲気を兼ね備えた橋本愛ちゃんも素敵でした。。
「女の子はいろいろあるの」のセリフが自分の経験と重なって心に響きました。

あと東出昌大君、超ーかっこいいですね。久しぶりにちょっと興奮するくらいイケメンです。
声もいい。背が高いからキスシーンがすごく素敵でした。
ラストで神木君に話しかける時に肩をポンポンと叩いた感じがなんだか優しくてキュンときました。

面白くって切なくっていい映画でした。