夢の続きを知る必要はない

こんばんはてみ。
ビル・カニンガム&ニューヨーク」を観ました。

【解説】
ニューヨーク・タイムズ紙で人気ファッションコラムと社交コラムを担当する名物フォトグラファー、ビル・カニンガムを追ったドキュメンタリー。50年以上にわたりニューヨークの街角で毎日ファッショントレンドを撮影し、ニューヨーカーたちに愛されているカニンガム。しかし、親しい業界人ですら、そのプライベートを知る者はほとんどいないといわれている。そんなカニンガムに2年間にわたり密着し、カニンガムの知られざる私生活や仕事ぶりを映し出す。
(以上映画.comより)

ブルーのアウターを着て、愛用の自転車乗り回してパリコレ会場や街頭で笑顔で撮影をしている名物おじいちゃんのビル・カニンガム
ファッションに魅了され、人生のすべてをスナップに捧げてきた彼はいつも超笑顔。
つられて被写体もいい笑顔!あのアナ・ウィンターだってニッコリ。

今でも撮影はすべてフィルム。部屋には過去のネガはすべて保存してるキャビネットケースに囲まれて眠る日々。
食事もきわめて簡素。仕事着は、パリの道路清掃係が制服にしている青い上っ張り。
シンプルな生活を送り、本当に写真以外は無欲。

ファッションカメラマンだけど、ビルの写真はとても報道的。
ファッションで時代の背景を伝えているといった感じ。
驚いたのは「ニューヨーク・タイムズ」の連載で写真のセレクト、レイアウトなど誌面の編集までやってた事。
パーティの会場では水1杯も口にせずにせっせと仕事をこなすストイックぶり。


誰でも好きなものにのめり込むと人生はこんなに楽しくて幸せなものなんだと体現してくれてます。
好きなものに対してまっすぐ向き合ってきたその姿に感動できる作品。