この話は秘密だっていうこと、忘れずに皆に伝えてね

こんばんは。ハテミです。
チキンとプラム」を観てきました。

■あらすじ■
自作のコミック「ペルセポリス」を自ら映画化した仏在住のアーティスト、マルジャン・サトラピが、再び自身のコミックを映画化した初の実写映画。原作は2005年のアングレーム国際漫画祭最優秀作品賞を受賞した「鶏のプラム煮」。1958年テヘランを舞台に、楽器を壊され絶望したバイオリン奏者が、死を決意した最後の8日間で人生と叶わなかった愛を振り返るノスタルジックなラブストーリー。「潜水服は蝶の夢を見る」のマチュー・アマルリックが主人公の天才音楽家ナセル・アリを演じ、「ブルーベルベット」のイザベラ・ロッセリーニ、「クリスマス・ストーリー」のキアラ・マストロヤンニらが共演。
(以上、映画.comより)

フランス版さくらももこと称されるフレンチコミック界の巨匠、マルジャン・サトラピが自身の著書を映画化した作品。

鶏のプラム煮 (ShoPro Books)

鶏のプラム煮 (ShoPro Books)

ペルセポリス」を観て以来、私はサトラピ監督の大ファン。

今作はサトラピ監督のアニメーションも混合された初の実写映画。
絶大な人気を誇ったバイオリニストの絶望と、叶わぬ恋を描いた切ない悲恋の物語。
時に詩的でユーモラス、サトラビ監督独特の世界観でリアルとファンタジーを行き来します。
どのシーンも一枚絵のように美しいので視覚的にも楽しむ事ができます。

ちなみに私はマチュー・アマルリック(主人公)のファンですが、今作では稲川淳二様に見えてしかたなかった。
「マリー・アントワネット」や「潜水服は蝶の夢を見る」の時はかっこよかったのにな。。。

最後にサトラピ監督の自伝的なアニメーション「ペルセポリス」をご紹介。
1970年から90年代の激動のイランを舞台に、常にユーモアとロック魂を忘れない少女の姿を描いたアニメーションです。
過酷な内容も線の少ないイラストレーションによって中和され、とても見やすい作品になっております。

これは本当にオススメです。